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《2002.3月−12》

伝統芸能きれい>観光客は楽しい
【韓国伝統芸能 (貞洞劇場)】

企画・構成:貞洞劇場
22日(金) 16:00〜17:30 ソウル・貞洞劇場 27000ウォン(約2700円)


 きれいな伝統芸能を鑑賞して思い切り観光客してみた。
 肩は凝らないが、お手軽でただきれいなだけではない。けっこう見応えがあった。ただし演者は必ずしも一流というわけでもなさそうだ。
 演目は日に曜日によって変わるが、6〜7の演目が演じられる。演じるのはそれぞれ7人ほどの、演奏を担当するグループ、きれいな踊り担当の女性グループ、ふつうの踊り担当の男性中心のグループの3つのグループで、演目によってはグループが共同で演じる。

 観た演目は次のようなものだった。

1.正楽合奏
  琴と胡弓と太鼓と笛の、7人の管弦楽団による演奏。
2.扇の舞
  7人の女性舞手による踊り。きれいな民族衣装の美女がきれいな扇を使って踊る。うっとり。
3.サムルノリと管弦楽演奏
  正楽合奏の7人の管弦楽団に鉦と太鼓を加えての演奏で、ハイテンポに入ってじっくり聴かせる。
4.サルプリ
  袖の長い民族衣装をまとった女性舞手による踊りで、優雅。
5.伝統声楽
  パンソリのこと。歌手が若くやや未熟で、味わいに欠けた。
6.三鼓舞
  7人の女性舞手が踊りながら左右と後ろの太鼓を打つ。太鼓の音の多様さとテンポよさに併せ、踊りまで楽しめる。
7.パングツ
  頭につけた棒に布のテープをつけてぐるぐる回すという、いかにも韓国らしい踊りで、いろんなパターンをしつこいくらい繰り返される。

 劇場は400席弱というところだろうか。私の観た回の観客は60人くらいだった。
 終演後ロビーで出演者と写真をとった。うれしい。旅行のアルバムのハイライトになるだろう。


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