福岡演劇の今トップへ 月インデックスへ 前ページへ 次ページへ


《2002.7月−7》

思いがこもる◎みごとな構成
【詩のしの詩 (宇宙堂)】

作・演出:渡辺えり子
13日(土) 19:00〜20:50 大野城まどかぴあ大ホール 6000円


*** 執筆中 ***

 渡辺えり子のめくるめくような世界を堪能した。
 3○○解散後しばらくして立ち上げた宇宙堂第2回公演のこの作品では、さらに洗練された渡辺えり子ワールドが健在だった。

 背景は農業だが、テーマは で、ストーリーの核となるのは絵の先生をめぐる姉妹の三角関係だ。
 戯曲にも演出にもさまざまな趣向がこれでもか!とばかり詰め込まれていて、いくつもの物語がからみながらしかも時空を越えて展開する。その鮮明な表現はみごとで、だからこそ時空が変わる切れ味も際立っている。

 すごいキャスティングだ。
 特に、寺島しのぶと篠井英介が圧倒的な幅広さを見せつける。


福岡演劇の今トップへ 月インデックスへ 前ページへ 次ページへ