福岡演劇の今トップへ 月インデックスへ 前ページへ 次ページへ


《2004.6月−1》

クライマックスで居眠り、残念!
【土蜘蛛〜能・狂言に魅せられて〜 (能・狂言を楽しむ会)】

構成:能・狂言を楽しむ会
2日(水) 18:35〜20:35 大濠能楽堂 3500円


 前半立ち見だったが、休憩のとき折りたたみイスを持ってきてもらい、それに座ったはいいが、肝心の「土蜘蛛」のクライマックスで居眠りしてしまった。不覚だった。

 まず増田正造さんの解説が約20分。
 リーズナブルな能の公演である「能・狂言に魅せられて」は、高校生への公演のあとの夜の回を一般に公開しているのだそうだ。
 また、夢野久作が福岡の能楽師・梅津只圓に能を習っていたことが紹介された。

 仕舞が、大槻文蔵「野宮」と観世栄夫「実盛」。
 大槻文蔵の「野宮」は、姿かたちのいいこの演者のすっきりと優雅な舞に魅了される。約7分。
 観世栄夫の「実盛」は、ビブラートの効いた謡と存在感のある舞でグッとひきつけられる。約6分。

 狂言は「惣八」。
 主人に抱えられた出家と料理人だが、ふたりともシロウトで実はその前歴があべこべ。そこで互いのしごとを入れ替えるのだが・・・。ふたりの輪唱などなかなか聞かせるなど、かけあいのテンポがよくて見せる。上演時間約28分。

 能「土蜘蛛」は、前半のややたいくつなところでウトウトしてしまい、ハッと気がついたら土蜘蛛の引っ込みのところだった。残念!上演時間約45分。

 この公演はきょう1ステージ。満員で、立ち見も出ていた。


福岡演劇の今トップへ 月インデックスへ 前ページへ 次ページへ