「GAGAピープル」というダンスの一般向けの短いワークショップを受けた。楽しかった。
「GAGA(ガガ)」とは、イスラエルの振付家・ハッド・ナハリン(バッドシェバ舞踊団)が考案した動きのテクニック。
今回の講師は、若い女性講師・ドロン・ラズ。参加者は約20人で、男性は3人だけで、わたしは全体の最年長。
「GAGAピープル」というからダンスをしていない一般人が多いかと思ったが、ほとんどいなくて、受講者はダンスをしている人ばかり。
ごく簡単な注意事項のあと、すぐにワークショップ開始。ドロン・ラズさんの英語の説明の通訳がつく。
まずは、足と床との接触。それから太ももの内側に力を込める。骨盤から背骨を通って頭までを大きくくねらせる。
座ってお尻で歩く。手足の指などの身体の細部を意識して動かす。そのような内容で1時間15分ほど。
最初は動かなかった背骨もだんだん動いてくるような気になる。全体の動きはワンパターンで、ダンサーさんのようにはうまくいかない。
それでも、大きいところから細部まで、身体がほぐれて、少しコントロールできるようになったような気になる。
終わったあとは、心地よい疲れがあった。
終わりのミーティングで、「GAGA(ガガ)」の全体はどんなものなのか質問してみた。
ドロン・ラズさんの答えは、「ハッド・ナハリンが生きている限りエンドレスです」というものだった。
このワークショップはさらにあすの「GAGAピープル」の続きと、あさっての「GAGAダンサー」のクラスがあるが、わたしはこの受講だけで終わった。