福岡演劇の今トップへ 月インデックスへ  前ページへ 次ページへ


《2014.8月−12》

コミュニティダンスだ
【ひた演劇祭 芝居やるばい!おどり編 (ひた演劇祭)】

構成・演出: マニシア
23日(土)14:35〜14:50 パトリア日田 ロビー 無料


 市民参加企画のひた演劇祭 芝居やるばい!おどり編は、“水”と“木”をテーマにしてちゃんとした集団ダンスになっていた。

 舞台は、パトリア日田のロビーのほぼ中央、4本の柱に囲まれた5m×5mほどの空間。照明はなく、自然光だけだ。観客はその舞台を3方向から観る。左側奥の柱の付け根に箱(パーカッション)が置かれ、四方の柱の付け根に水を入れた口の小さいガラス器が置かれている。舞台の左側と右側に3枚ずつベニヤ板が置かれている。
 始まるとまず下駄パーカッショングループ12人が入場して、左右6人づつベニヤ板の上に並ぶ。子どもたちが多い。そのあと、箱パーカッション担当の1人とダンサー12人がカラフルな鳥の羽を持って入場する。そのうちの1人は赤ちゃんを抱いていて、1人は小児を乗せたベビーカーを押している。出演者はすべて真っ白の衣装だ。

 箱パーカッション担当が、高い音で余韻条々の金属製の楽器を鳴らすとダンスが始まる。
 まず、“水”の儀式ともいうダンスで、4人がガラス器を持って2人組に分かれて互いに水で濡らしあい、さらにほかのダンサーも水で濡らす。
 そのあと箱パーカッションが力強いリズムを刻みだして、ダンサー12人は丸くなったりそれを解いたりする動きを何度か繰り返す。下駄パーカッションチームは箱パーカッションのリードに合わせてリズムを刻む。最後、小児が乗ったベビーカーがみなで高く持ち上げられる。
 箱パーカッションのリードで、ダンサーはうまくフォーメーションを変えてダンスを進めていた。下駄パーカッションチームの下駄タップも楽しかった。

 この舞台はきょう2ステージ、あす2ステージの合計4ステージ。7、80名の観客だった。


福岡演劇の今トップへ 月インデックスへ  前ページへ 次ページへ