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《2001.7月−10》

楽しくてしょうがないのがわかる舞台
【水色の花 (春日やよい座)】

作:宮崎靖子 演出:近藤勇人
22日(日)11:00 ぽんプラザホール 1800円

 なかよくミュージカルを作っているその楽しさがあふれた舞台だ。それが取り柄の芝居だから、徹底的にファンタスティックスにやっていていいかと思う。ピりりとしたミュージカル作品はほかに任せることにするが、そんな作品は福岡では観たことがない。

 開幕前、写真をどんどん撮ってくれというアナウンスがあり、こんなのは初めてだが、それがいかにもこの劇団らしい。

 願いがかなう「水色の花」を探す物語だが、ありきたり過ぎるところをむしろ強調してやられたんじゃ、文句言うこともないという感じだ。
 衣装、装置は楽しいし、照明などいろんなところの協力を得ていていいが、大音量で音質のよくないエコーがかかったマイク使用はいただけない。なぜ肉声だけでやらないのかわからない。

 このままの雰囲気で楽しくていいが、脚本と作曲をもう少しレベルアップしてもらえばなおいいと思う。


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