台本も、演出も、演技も、レベルが低すぎてパフォーミングアートにはなっておらず、金を取って見せる公演ではない。意欲も、意識も、スキルも、なさすぎる。
「一攫千金物語」と言っているが、なんのことはない、中小企業の社長の葬式をでっち上げてテラ銭を稼ごうというレベル。蛙の兄妹、貧乏夫婦、社長令嬢と社員という登場人物も、なんとも貧乏たらしくて魅力はない。女優はまだそれなりの演技だが、男性俳優たちの演技の稚拙さには「観客をなめるな」とわめきちらしたい気分になる。
今は先入観を持たずにたくさん観たいと思っているので、こんな作品にあたるのもしかたないか。でもウンザリ。