地元劇団は、 夢の工場、ギンギラ太陽'S、ばぁくぅ が楽しめた。Ｔ・Ｍ・Ｂ はやや期待はずれで、アントンクルーのレベルの低さには失望した。
　来福劇団は、韓国ミュージカル「ギャンブラー」がおもしろかった。
　月末に東京で５本観劇できた。どの作品も圧倒的な個性と迫力で、久々にまとまって本格的な芝居の楽しさを満喫した。
　それにしても今月は２０本の観劇で、体も財布も疲れた。いろいろ書きたいことも多くて、感想の掲載が遅れ気味になってしまった。
　劇場中継では、「第５６回トニー賞受賞式」を見て、楽しさのレベルが違うなと思った。

1. アブラ　（青空連合柳橋）　　　わめきちらしたい●気分
2. ショムサン　（Ｔ・Ｍ・Ｂ）　　　平原不調か◆あっけなし
3. 陽気な幽霊　（ばぁくぅ）　　　戯曲の読み取り○的確
4. クローサー　（アントンクルー）　　　古さ、陳腐さが●モロ
5. 田中泯パフォーマンス　（福岡アジア美術館）　　　田中泯に◇酔う？
6. ギロチン式・マクガフィン　（ＧＩＧＡ）　　　狭さを◇逆手に取る
7. 狂言 節分・土筆　（福岡大蔵会）　　　軽妙な☆茂山忠三郎師
8. Ｈａｐｐｙ Ｅｖｅｒ Ａｆｔｅｒ　（九州産業大学演劇研究部）　　　単純だが◇生きがいい
9. ＴＯ−Ｕ　（０９２）　　　工夫が生きた☆舞台
10. 天神開拓史 2002年度最新版　（ギンギラ太陽'S）　　　おもしろさとは○どういうことだろう
11. ギャンブラー　（シンシ・ミュージカル・カンパニー）　　　ややドロ臭く○エネルギッシュ
12. 御所五郎蔵　（松竹・博多座）　　　陰惨さを◇華麗に飾り立てる
13. 頼朝の死　（松竹・博多座）　　　歌舞伎のしゃべりとは△どういうものだろう
14. さいごの晩餐　（夢の工場）　　　「大塚恵美子」を観て☆福岡の演劇を考える
15. ＡＭＡ　（Ｋ２Ｔ３）　　　切れ味◇いまひとつ
16. ベニスの商人　（ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー）　　　楽しさ最高◎ＲＳＣ
17. 櫻の園　（新国立劇場）　　　雰囲気の持つ◇情報が抜け落ちた
18. オイディプス王　（シアターコクーン）　　　ミステリー調☆オイディプス王
19. 四人姉妹　（ピッコロ劇団）　　　岩松了のすごい面白さ◎実感
20. スペースラブ　（世界一団）　　　圧倒的なボリュームで◎ド派手に