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《2005.5月−3》

とまとママの存在は、大きい
【第93回公演 (あんみつ姫)】

作・演出:とまと
13日(金) 19:00〜20:00 あんみつ姫 2625円


 とまとママの出ないステージはどんなふうだろうという思い出かけた。ダンスはなかなかいいしテクニカルのレベルは高いのだが、ママがいないと演者の魅力が弱く、物足りなかった。

 オープニングとフィナーレも含めてダンスが4、コミックが5、飛び物(短いお芝居)が1という演目数。飛び物は連続ものの「黒田腰元矢耕隊」の第二幕「さらわれた!」。

 とまとママの日舞がないなどの若干の演目の変更はしかたがないが、代替の演目が弱くて全体構成にいびつささえ感じさせる。また、それどれの演目もママの出演を前提にしていて本来の迫力に欠ける。出演者たちのやや不安げな様子も伝わってくるし、少ない観客で熱気はこもらないし、観ていて必死に気を使わねばならないし、かなり疲れる。おまけに舞台に上げられてハリセンをやらされて、もう大変だった。ほんとうならすみっこでこっそりと観ていたいのだが、観客が多くてもそうはいかないところに、きょうは観客が少なくてターゲットにされてしまった。

 とまとママの出ないことはみんなよく知っていて、観客は熱烈な常連ばかりのようだった。ママの存在の大きさを改めて感じさせられたが、だったら魅力的な代演を立ててほしいところだ。理想はママなしでもショーのレベルを確保することだろう。早くそうなってほしい。
 劇場側は観客に対して、入場前にママの休演を告知し了解の上で入場してもらうという処置を行っていた。

 そのとまとママはきょうとあす無限熟公演「SAZEN」にゲスト出演。この公演のことを忘れていた。
 このごろチラシの整理をちゃんとしておらず、e-fukuoka 頼りになっていて、「SAZEN」が e-fukuoka に載っていなかったためにきょう行けなかった。あすは用事があり、見逃してしまうことになる。残念。


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