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《2010.7月−8》

前衛は激しい
【解体社「Tourdays in CROATIA」 (演劇の映像を見る会)】

企画:演劇の映像を見る会
21日(水) 19:00〜20:55 早良市民センター第3会議室 200円


 今回見たのは解体社「Tourdays in CROATIA」から抜粋して、1時間20分ほどにした映像。1996年のクロアチア公演の舞台記録で、メインの演目は「TOKYO GHETTO」。
 非常に衝撃的な映像で、厳しい内容だが、映像があまりよくなくて、そのあたりがあまり伝わってこなかったのが残念だった。

 男性ダンサーが、肌を露わにした女性ダンサーの背中を、平手で延々とたたき続けるというのが衝撃だ。
 ビシッビシッと、リズミカルだが耐え難い音が聞こえ、女性ダンサーの背中は見る間に赤く充血していく。それがかなり長い時間続く。
 続いて男性ダンサーは女性ダンサーの向きを変えて、女性ダンサーの太ももの内側をたたき始める。
 このクロアチア公演では、たまりかねた観客が舞台にかけ上がって止めようとした。その映像もあった。

 参加者6人の感想は、あまりおもしろくなかったという意見が大勢を占めた。
 そのなかで古くからの演劇人は、このパフォーマンスのなかにアルトーやカントールを見て、非常におもしろかったという感想だった。


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