小倉のストリップ劇場・A級小倉で、若林美保などのステージを観た。ほんとに、何十年ぶりかのストリップだった。
一時どぎつい時期があったりして敬遠していたら、あっという間に時間は経って、ストリップ劇場はほとんどなくなってしまった。
行ってみたらそれはもう、楽しくてすばらしい。
きょうの出演は、詩田笑子、久美子、神崎雪乃、羽音芽美、若林美保 (出演順)。
劇場に入ったとたん、目の前に詩田笑子の伸びやかな肢体があった。
この人、かわいくて愛嬌があるし、なんといっても小顔でスタイルがいい。盆(ターンテーブル)の上でポーズするその美しさで、ほとんど別世界に連れて行かれる思いがする。
久美子は、かなり太ったおばさんで、けっこうこわもてなのでちょっと引くが、ダンスはいい。
オッパイに触らせるサービスでつなぐ。おばさんなんだけど、プリプリのオッパイだった。
神崎雪乃は、どこかさびしい風情だが、しゃべるとヤンキー系で男っぽくて、サバサバしている。
ダンスはダイナミックだが、けっこう大味。この人もオッパイに触らせるサービスをするが、客のリアクションにいちいちケチをつけていたので、遠慮した。
羽音芽美は、小柄でキュートだが、メリハリのある肢体が美しいし、ダンスもいい。
若林美保は、のびやかでダイナミックな肢体の美しさは無論いいが、抜群の表現力で引っぱり込む。
行水のシーンのなんと妖艶なこと。和傘をさした立ち姿がみごとに決まっていて、かっこいい動きに目は釘づけになる。脱いだら、その肢体の見事な存在感に圧倒される。こうでないとAV女優は務まらないんだ。
ひとりのダンサーの1回の持ち時間は30分。
はじめの15分で、3、4曲踊りながら衣服を取っていく。そのあと舞台と客席が明るくなって、写真撮影タイム。1枚1000円。ラスト5分でふたたびご開帳という形で、30分で終わる。それを5人のダンサーが繰り返して、2時間半で一回りする。
入替えはないようで、1回目が終わって出て行こうとしたら、もぎりの人から「もうお帰りですか」と声をかけられた。
ダンサーは単に裸を見せるのではなくて、30分間客をひきつけなければならないから、芸がないとできるものではない。
病みつきになることはないだろうが、ドッとくるものが見たくなったら行ってみるというのは、いいんじゃないだろうか。