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= 感 想 =【2003年9月】



[ 今 月 の 概 況 ]


 地元劇団は、うずめ劇場 が大きな作品を大きなしかけで見せてくれた。怒幻鳥栖ッ都 の切れのよさに驚き、ばぁくぅ のねちっこさも楽しんだ。あなピグモ捕獲団 は今回不調だった。
 来福劇団は、MONO、水と油 が期待どおりで、アイーダ(ドイツ・マグデブルグ歌劇場)、放浪記(博多座)もおもしろかった。

 8月に北九州芸術劇場がオープンしてから、北九州まで観に行くことが増えた。心配していたことが現実となった。
 かって福岡で公演していた イッセー尾形、山海塾、ナイロン100℃、劇団☆新感線 がなぜ北九州ばかりなのか。イデビアン・クルー も 大砲の家 も、高い交通費を使って観に行かなければならないのかと思うと、もううんざりする。

観たいと思っていた芝居一覧は 今月のお薦め2003.09 をみてください




[ 作 品 別 の 感 想 ]

  1. 京都11区 (MONO)   不安定さと斬新さの相互作用を支えるリアリティ
  2. 放浪記 (東宝・博多座)   商業演劇のお手本のような舞台
  3. 見えない男 (水と油)   シンプルなまでに練り上げられているからこその饒舌
  4. ホシゾラノサイユウキ (どうせい同盟)   「学芸会」も楽しい
  5. Razzle Dazzle Apple (マキノキカク)   ことばがよけいで、効果を弱める
  6. Rainbow Flyer (P.P.Produce)   発想はそれなりにおもしろいのに
  7. アンネの日記 (民藝)   いびつな配役が削ぐ活気
  8. 佐賀新聞演劇祭in鳥栖 (佐賀新聞社)   怒幻鳥栖ッ都 のおもしろさに驚く
  9. 指輪なリンリン (アクト21)   ファルスにならない弱さ
  10. 私生活 (ばぁくぅ)   ここまできたら、ぶち破る演出を
  11. ペンテジレーア (うずめ劇場)   挑戦的だが、不満も
  12. 夏きたりなば (トム・プロデュース)   泣かせ のための作為が気になる
  13. トレモロとオルタナ  (あなピグモ捕獲団)   らしくない貧相さ
  14. アイーダ (ドイツ・マグデブルグ歌劇場 )   斬新なアイーダ


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