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= 感 想 =【2003年7月】



[ 今 月 の 概 況 ]


 地元劇団は全体的には低調だったが、グレコローマンスタイル、非・売れ線系ビーナス がまあおもしろかった。既存戯曲の上演で ばぁくぅ が力を見せた。ばぁくぅ のような例外はあるが、このところの舞台を観ていると、比較的長く活動している劇団の創造性が落ちているのではないかと気がする。
 来福劇団は、Run for Your Wife 走れ!!スミス、一龍斎貞水の講談 が楽しめた。笑いのコラーゲン は予想した以上におもしろく儲けものだった。

 今月から始まった福岡市文化芸術振興財団主催の「制作者セミナー」を受講している。これがなかなかおもしろい。
 このサイトの「管理人のページ」に、その記録と感想を掲載しているので、よかったら見ていただきたい。




[ 作 品 別 の 感 想 ]

  1. ピーピングトムの失踪 (非・売れ線系ビーナス)   軽いながらも鮮明な印象
  2. 笑いのコラーゲン (ワハハ商店プロジェクト)   内容のおもしろさで聞かせる
  3. 僕の欠片とスーサイド・バイ・マイ・サイド (グレコローマンスタイル)   だんだんおもしろくなってきた
  4. 2003年「踊りに行くぜ!! vol4」出演者選考会+ダンスディスカッション (JCDN)   ほんとうに詰め込み過ぎなのだろうか
  5. 天翔ける風に 野田秀樹「贋作・罪と罰」より (TSミュージカルファンデーション)   和製ミュージカルの欠点があらわ
  6. ハイテク (下戸型ロボット)   この違和感の原因はなんだろう
  7. アスナロ (ふわっとりんどばあぐ)   磨いて見えてくる脚本の不自然さもある
  8. 貞水・夢之助 納涼二人会 (鳥栖市文化事業協会)   迫力の立体怪談
  9. シャンハイムーン (ばぁくぅ)   ていねいな練り上げが生むみごとな効果
  10. 天使の涙〜また逢えるまで〜 (THEATER ATTIC)   空疎なフレームのなかを迷走
  11. Run for Your Wife 走れ!!スミス (コマスタジアム・新宮町文化振興財団)   笑劇の楽しくてやがて切なくて
  12. 探偵小説ができるまで (風三等星)   発想のワンパターンにうんざり
  13. ひとり芝居 皿山炎上/怪談噺 市川堤 (博多に”演劇街”を出現させる会)   ふたつともちょっと重めかな
  14. I Do! I Do! (翔企画)   定番もののおもしろさはやや古臭い


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