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= 感 想 =【2003年6月】



[ 今 月 の 概 況 ]


 

 地元劇団は、あなピグモ捕獲団、ふわっとりんどばぁぐ、池田商会 がおもしろかった。小耳プロジェクトも楽しめた。
 来福劇団は、阿佐ヶ谷スパイダース、キャラメルボックス が見応えがあった。シルヴィ・ギエム、観世栄夫、市川團十郎 は見られただけでも幸せというレベルで、橘大五郎 を見られたのもラッキーだった。
 これくらいの感想でも、書くのには観た時間の1.5倍から2倍の時間がかかる。今月は24回の観劇で、深夜までパソコンに向かっていて少し疲れた。本が読めないのがつらいけど、好きでやっていることだからしかたがない。

 このごろ久しくなかったご意見のメールをもらった。「独断と偏見だらけの批評」との批判だった。
 このサイトは、「独断と偏見」が売りの「感想」であり、新聞劇評などと違いもともとスタンダードなど意識していない。そのあたり、ご理解いただきたい。

観たいと思っていた芝居一覧は 今月のお薦め2003.06 をみてください




[ 作 品 別 の 感 想 ]

  1. 貧乏物語 (テアトル ハカタ)   評価と不満と
  2. さらば沈黙の街 (夢工房)   どうしようもない
  3. 能・狂言に魅せられて (能・狂言を楽しむ会)   精神を引っ掻く観世栄夫の仕舞
  4. 三つの愛の物語 (シルヴィ・ギエム プロデュース)   愛の表現の卓抜さに驚嘆
  5. 大江戸借金地獄/スッポカシちまった悲しみに −ドラマチックジャポン Bパート− (ふわっとりんどばぁぐ)   生身で笑いを取ることの工夫が要る
  6. 坂の上の家 (轍)   ちゃんとしたチャレンジを
  7. RIVER OF SONS/バス通りメモリアル −ドラマチックジャポン Cパート− (ふわっとりんどばぁぐ)   2本とも楽しんだ
  8. 私と私/ある雪の日に −ドラマチックジャポン Aパート− (ふわっとりんどばぁぐ)   清水さなえと奥村泰自がいい
  9. 立ち上がる時を間違えた (池田商会)   これからもっとおもしろくなるかも
  10. 渚のバーバリアン (バカダミアン(レディース))   意図的に白けてる・・こともなさそう
  11. オルフェウス (デフ・パペットシアター・ひとみ)   痛切な愛を清冽に
  12. 月隷の檻 (池田商会)   都地みゆき の魅力たっぷり
  13. みんなの歌 (南河内万歳一座)   スケールを満たすパワーがほしい
  14. BAKU (福岡大学演劇部)   元気はいい
  15. 太陽まであと一歩 (キャラメルボックス)   単調さを拒否するみごとな構成
  16. 役者の道 〜スペースロミオとカオスなジュリエット編〜 (LooseMan)   発想がお手軽すぎる
  17. ハワード・キャッツ (アントンクルー)   ベテラン俳優のパワーがはじけた
  18. 南総里見八犬伝/仮名手本忠臣蔵/紅葉狩 〜六月博多座大歌舞伎 昼の部〜 (博多座・松竹)   菊之助の女形がいい
  19. 西郷とお玉/口上/土蜘蛛/らくだ 〜六月博多座大歌舞伎 夜の部〜 (博多座・松竹)   團十郎の演技の幅広さに驚く
  20. みつばち (阿佐ヶ谷スパイダースプレゼンツ)   心を激しくかきまぜられる
  21. 橘菊太郎劇団公演 (博多新劇座)   橘大五郎の達者さと美しさに驚く
  22. 服部の城 (あなピグモ捕獲団)   全部分からなくてもいいや
  23. Solitude of the moon/出来過ぎた話 (えのき岳第08遊撃小隊)   作る側だけしか楽しめない舞台
  24. 戦場のピクニック (小耳プロジェクト)   下松勝人の世界はけっこう心地いい


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