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= 感 想 =【2012年9月】



[ 今 月 の 概 況 ]


 今月は、能、神楽、落語、ジャワ舞踊と、伝統芸能の観劇が多く、いずれもレベルが高くて楽しめた。「大楠薪能」ではちょっとできないような体験もした。
 演劇では、期待していた「柿喰う客」と「マームとジプシー」がおもしろかったが、不満がないこともない。「子供のためのシェイクスピアカンパニー」も充実していた。
 「肉体の劇場」での福島泰樹の絶叫コンサートが迫力だった。

 「コンドルズ」はスケジュールの都合で、「すうねるところ」はチケットが取れずにあきらめた。「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」「トロイラスとクレシダ」 まではお金がまわらない。




[ 作 品 別 の 感 想 ]

  1. 京築神楽 九州国立博物館公演 (京築神楽の里づくり推進協議会ほか)   神楽の楽しさ、タップリ
  2. リチャード三世 (子供のためのシェイクスピアカンパニー)   テンポよくスッキリ、そして重厚
  3. 柳亭市馬 独演会 (福岡音楽文化協会)   じっくりと聴かせる
  4. 能を楽しむ会 (朝倉市自主文化事業協会ほか)   武田志房の舞に見とれた
  5. 水をめぐる3 (こふく劇場)   緊迫感乏しく、かなりたいくつ
  6. 宝の島 (楽市楽座)   楽しめる音楽劇、なんだが
  7. 古楽をめぐる対話 (日本アートマネジメント学会 九州部会)   東西の古楽についての話がおもしろい
  8. ジャワ・スロカルト王家のガムランと舞踊 (福岡市ほか)   磨き上げられた一級のものはすばらしい
  9. 花咲くチェリー (文学座)   どこか不安定で、清新さにも欠ける
  10. ダンス/デカダン 福岡最終公演 (肉体の劇場)   絶叫コンサートに酔う
  11. 大楠薪能 (築上町伝統芸能普及の会)   雨で急遽会場移動のハプニング
  12. 劇トツ×20分 (北九州市芸術文化振興財団)   楽しめた5劇団の競演
  13. 無差別 (柿喰う客)   疾走感が楽しめるが、甘さも
  14. ワタシんち、通過。のち、ダイジェスト。 (マームとジプシー)   リフレイン体験、納得と不満と
  15. 底鳴る潮‥青木繁と福田たね (PROJECTぴあ)   美術を語らない、青木繁の伝記劇


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