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= 感 想 =【2014年11月】
[ 今 月 の 概 況 ]
先月から継続中の北九州芸術劇場の小劇場コレクションや国東半島芸術祭など見逃せない公演が多く、「何処から誰が」「カルメギ」「忘れな草」など今年のベストが目白押しの充実した観劇となった。
国東半島芸術祭で観た勅使河原三郎の「何処から誰が」はダム湖の自然までを際立たせる壮大なパフォーマンスだった。国東半島芸術祭では飴屋法水の「いりぐちでぐち」を観られなくて残念だった。
北九州芸術劇場の小劇場コレクションでは「カルメギ」が抜群で「それからの遠い国」も楽しめた。北九州芸術劇場での「忘れな草」「鴎外の怪談」もよかった。
ほかには「THE 39 STEPS」「犬の散歩(短編集)」「衝突と分裂、あるいは融合」が楽しめた。
地元演劇では「HAPPY」がよかった。「黒んぼと犬たちの闘争」はチャレンジはいいが実力が伴っていなかった。
[ 作 品 別 の 感 想 ]
- それからの遠い国 (劇団太陽族) 語り尽くさずには済まさないという気迫
- 犬の散歩(短編集) (犬と串) 思い切り笑った
- OUF! (どくんご) パフォーマンス重視
- HAPPY (ブルーエゴナク) 静謐さを湛えた透明な緊張感
- TRACES〜軌跡〜 (7 Fingers) アートサーカスの超絶演技が楽しめた
- 何処から誰が (国東半島芸術祭) すごいものを観てしまった
- 春風亭百栄独演会 (ブラックカンパニー) 独特の雰囲気、百栄落語
- 平成二十六年 一の会 (一の会) 豪華な共演者の芸を堪能
- 豚の骨 (飛ぶ劇場) 説明しすぎて緊張なし
- 衝突と分裂、あるいは融合 (時間堂) 真摯な討論劇
- THE 39 STEPS (エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ) サービスたっぷりの福田演出
- 忘れな草 (カンパニー・フィリップ・ジャンティ) 鮮烈な印象を残す幻想的な舞台
- カルメギ (Doosan Art Center+東京デスロック+第12言語演劇スタジオ) パワーに溢れた舞台
- 鴎外の怪談 (二兎社) あと味の悪さ、それも狙い
- 笑う門には福来たる 〜女興行師 吉本せい〜 (松竹) たっぷりとゆったりと
- 黒んぼと犬たちの闘争 (福岡演劇工房) 戯曲の魅力は引き出されていた
- 博多ヒストリカ (演劇創作館椿楼) 行ったのがまちがいだった
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