福岡演劇の今トップへ   前月インデックスへ  翌月インデックスへ


= 感 想 =【2010年9月】



[ 今 月 の 概 況 ]


今月は関西と名古屋に観劇に行ったので、本数が増えた。

地元劇団は、「よかっちゃん」がおもしろかった。「在る、忘れられた水槽。」に可能性を感じた。

来福劇団は、「鏡池物語」が見せた。
関西と名古屋で観た、ヤン・ファーブル作品、岡田利規作品がおもしろかった。松井周の新作についてはいろいろ考えさせられたが、印象がまとまらない。

福岡市文化賞受賞のオン・ケンセンのフォーラムがとても興味深い内容で、充実していた。




[ 作 品 別 の 感 想 ]

  1. 在る、忘れられた水槽。 (village80%)   さらに、身体性の意識を
  2. 能「船弁慶」 (全国橘会)   迫力の「船弁慶」
  3. 水をめぐる2 (こふく劇場)   伝統芸能には及びもつかない
  4. 雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた (楽劇ネット〜風来〜プロデュース)   観客に見せる気があるのか
  5. 「春、夜中の暗号」「よかっちゃん」 (FPAP)   2本の演出力の差、ありすぎ
  6. 眼のある風景 (文化座)   優等生主役のプロパガンダ演劇
  7. 手をつないでかえろうよ〜シャングリラの向こうで〜 (エルカンパニー)   内容の薄い、粗雑な舞台
  8. 国博朝日寄席 (九州国立博物館・朝日新聞社)   三三と鯉昇、対照的
  9. 鏡池物語 (楽市楽座)   芝居人の壮絶な覚悟を見る
  10. ドキュメンタリー「風ッ喰らい 時逆しま」 (演劇の映像を見る会)   70年代の雰囲気を活写
  11. フォーラム「身体の越境〜オン・ケンセンの挑戦〜」 (福岡市)   エネルギッシュなフォーラムで、充実
  12. 歌劇「ラ・ボエーム」 (ウィーンの森Buhneバーデン市劇場)   生のオペラはいい
  13. ビリーバー (世田谷パブリックシアター)   重いテーマ、脚本に限界
  14. サイ・イエングアン ソプラノリサイタル (福岡音協)   アリアに感動
  15. 吉本新喜劇「かりぐらしのありえない」 (吉本興業)   ワンパターンでも、新喜劇はおもろい
  16. Another Sleepy Dusty Delta Day またもけだるい灰色のデルタデー (ヤン・ファーブル)   直裁的な表現の先にあるもの
  17. 公開収録「お笑いドクター24時!!はなさき診療所編」 (朝日放送)   公開収録、初体験
  18. わたしたちは無傷な別人である (チェルフィッチュ)   新しい表現試行の現場に立ち会う
  19. あらし (富田林市文化振興事業団+トリプル3)   内藤戯曲の構造がわかる
  20. 自慢の息子 (サンプル)   何かありそうで気になるが
  21. 能「三輪」「項羽」 (九州山本会)   プロのお能の善し悪しは、まだわからない


福岡演劇の今トップへ   前月インデックスへ  翌月インデックスへ